2017年6月22日木曜日

白い凝灰岩を用いた五輪塔 (3) 天神山:馬見岡凝灰岩露出地 (2/2)

石切り跡の残る露頭で観察される石の質は、表面が風化に拠り、軟らかい部分が薄く剥がれて、硬い部分が残るので、どうしても粗い雰囲気になりがちなのだが、それにしても粗い。一枚一枚の画像を観てみよう
石切り跡の残る石切り場表面は粗い。風化に拠り仕方の無い事だけど、五輪塔側にとってもその条件は同じはずだ

岩の新鮮な断面には繊維状の軽石が混じる。これは尾根筋の脇の石切り跡で観察したものなので、本来なら繊維状の軽石は含まれないはずだがかなり大量に含まれている。

加工の痕跡が残る岩片が転がっていた。尾根筋もかなり上の方なのだが、やはり粗い。
駐車場になって居る昭和の石切り場跡の転石には貝殻の化石の痕跡が観察される。スケールは無いが画像幅は約3mm位

これも、駐車場の転石に観察される繊維状の軽石



  続く

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