2011年5月18日水曜日

房州石・古墳(O-2)野毛大塚古墳:回り道;多摩川流域の地質

古墳と房州石・富津磯石の話の中に突然見た事も無い様な図面が出て来て戸惑われる方も居られるだろうが、この「野毛大塚古墳」や川崎市の「馬絹古墳」で使われている石材に触れる前に、多少回り道でも多摩川流域の地質に触れておくべきではないかと考えた。勿論、多摩川地域の地質について語れるほどの知識は持ち合わせていないので、参考資料を掘り出して行こうという作戦。
まずその出だしに地下で下水・上水・道路・ガス・電気・通信・地下鉄等の管路工事に使用される「シールドマシン」の図面を登場させる事にした次第。これは調布で鉄道の地下化工事の為に使われたシールドマシンの構造断面図。直径Φ6.85m。この機械の特徴の一つが、図中で斜めに傾いて取り付けられて居る緑色の「スクリュコンベア」と書かれた部分。掘った土砂をこの円筒の中で巨大なネジ:スクリウが回って構内に取り出す装置。実は真ん中に軸が無く大きな礫を取り出す事が出来る特殊品。“O-1”で述べた様に、この附近には大きな砂岩礫が出る地層が有る話から入ろう。詳細は次回から!

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