2011年3月7日月曜日

房州石・古墳(H-3) 弁天山古墳

左側に見えるのが前の画像の「古い」天井石。それに較べてこの2枚の天井石の立派な事。これだけの石材の加工を行う事の出来る匠の集団が、最後の1枚をみすぼらしい加工も施されていない海岸から持ってきた石材と一緒に古墳を築造するだろうか?
中央の大きな天井石には、恐らく移動時に吊り下げる為だろうと思われる突き出した部分がある。全体のバランスを取りながら吊り下げ荷重に耐え切れる凸部を作るのは、材料強度を充分に知り尽くしたものでなければ加工出来ない。と思われるのだが・・・
尤も、右側の石材には石材の隅にかすかな突き出しが半端に認められる。或いは4箇所の突き出して石材を吊ろうとして折れてしまったのかも知れない。画像の右側が収蔵庫の正面。古墳の復元されたものはこの収蔵庫の右手にある。

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