2011年2月27日日曜日

房州石・古墳(F-6) 金鈴塚古墳

金鈴塚古墳の石室には生痕化石のある軟質の泥岩・砂岩ばかりではなく、この様に白い火山灰~軽石質層や、大粒のスコリアを含む層が観察される岩片も含まれています。やっと、岩の上に差し込んだスケールから見て、スコリアのサイズはかなり大きい。南九州の新燃岳火山の噴火では数cmサイズのスコリアが10km以上まで風に流されて飛散し、車のガラスを割って話題になっているが、これだけの量の層を築くのはこれらのスコリアが堆積した時代には火山が10kmも離れていない場所に在ったに違いない。幻の火山に想像が膨らむ。

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