2011年2月22日火曜日

房州石・古墳(F-1)金鈴塚古墳

木更津市内の金鈴塚古墳の石室入口です。格子の感覚は大体13cm。内部には石棺が置かれています。古墳からの発掘物は全て「木更津市郷土博物館 金のすず」近くの収蔵庫に納められています。ここの石室は穿孔貝の生痕化石のある泥岩~砂岩が多く使われています。「泥岩」と言っても、稲荷森稲荷で見られたものと同じで、地質学的には少し固結しかけの泥の塊と言った方が正しいようなものです。やはり、「富津磯石」の名称が相応しい雰囲気です。中にはスコリア質の比較的硬いものも混じっています。周辺は宅地に囲まれていて、此処に大型の古墳があったという雰囲気は残っていません。

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