2020年6月15日月曜日

岩石と地層の表情:048;浜諸磯の南側海岸( 2/2 )

前回の地図で示した一番右側(東側)の岩礁部分です。ここではほぼ黒色のスコリアを切っていますが、一部分、スコリアと凝灰岩層の互層の部分を切っている場所も在ります。
青少年センター脇から海岸に出ると突然港の雰囲気で両側が黒色スコリアの間に水路が伸びている。構造的な開水路の様だが、古い写真地図と比較すると先の方は後で拡げたような雰囲気が有る。ヒョtットしたら此処から石材を船積みしたか等と考えたが、それは考え過ぎ!
西側の前回の観察場所側を眺めた図。ここでは厚いスコリア層を切り下げたとみられる場所が多数確認出来る。
もう少し、西側に寄ってみると結構岩礁のぎりぎりの場所まで石切の跡が見える、前回の場所の地層はかなり褶曲している
崖側によるとこの断層部分で岩礁が断ち切られて西側に行けない、断層の左右で高さがかなり異なるようだ。右側は乱堆積層が面白い
スコリアを掘り込んだ場所、クラックの為か底付けが旨く行っていない。
反対側は崖の面まで掘り込んでいる。
崖の近くに寄って採掘面を観察すると、厚いスコリア層の上にスコリアと凝灰質の砂(礫)泥互層が形成されている
気中に有る塩害風化を受ける場所と異なり、水溜まりの部分は藻が生えているけれど岩としては綺麗に採掘跡が保存されている
共役断層が観察される。三浦半島から城ケ島は多いですね。

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