2020年5月26日火曜日

岩石と地層の表情:027;秋保石を観察する

石材を観察するのに一番良いのは石切場等の露頭ではありますが、石切場跡は探すのもそこに分け入るのも大変です。常に危険との背中合わせであり、私も5m位の崖から落っこちた(飛び降りた)経験があります。秋保の場合は、石材の岩質を観察するのに良い場所が少なくとも二ヵ所あります。一つは「秋保 里センター」で、バス停とお土産物屋とお食事処等があります。チョット困るのは、石材を使っているのがトイレの外壁なので、余りうろうろしていると変質者と間違えられる恐れがある事です。
暫く行っていませんがまだまだ条件は良い筈です。もう一ヵ所は、前回の最後の画像のバス停:磊々峡入口の傍の崖の壁面です。鉄分で少し茶色になっていますがかなり広い面積を綺麗に表面を加工した石材が覆っていますので、様々な捕獲岩・混在岩を観察する事が出来ます。
およそ10年前に里センター内で見た秋保石です。「含有孔虫浮石質角礫凝灰岩」等と言う学名が付けられていますが、別に有孔虫がガサガサ入って居る訳ではありません。
海底に堆積したので、有孔虫も巻き込まれているという程度です。千葉県の房州石にも運が良ければ円盤型の小さな有孔虫を観察出来ます。と言っても、私でさえ「一回コッキリ」です。
里センターの外のトイレの外壁に貼られている秋保石です。6枚はこの場所の、残り三枚は新秋保橋:磊々峡入口前の石の壁の部分です。スケール無しで申し訳ありません。
左側に粘土化した部分があります。大谷石も海底堆積の部分にあの「ミソ」が多く観察されます。大谷でも半ば圧密された部分がミソになっていない部分が有ります。

凝灰角礫岩の中に更に凝灰角礫岩が入っているのでややこしい話ですが、それも、一つの特長として捉える事が出来ますね


この画像から磊々峡入口の秋保石です。普段から雨ざらしなので鉄分が錆を出して赤茶色が強くなっていますが、岩質には影響無いようです。

明日からは奥松島の「野蒜石」採掘跡やこの石材の画像をご案内する予定です。

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