2018年6月8日金曜日

この狛犬を造った石工は誰?

今日は珍しく医者通いが午前中に病院を出る事が出来たので、先日の埼玉スリバチ学会FWの復習をする事にして、浦和学院高校付近の神社を四か所訪問した。改修されて古い石材は全く無かった厳島神社の代わりに、足立神社まで足を伸ばしてみた処、伊豆の緑色凝灰岩を用いた懐かしい顔つきの狛犬に巡り合った。








草加市の東福寺にある開かずの扉を持つ石塔に刻まれた狛犬の顔が連想される狛犬だ。残念ながら、台石の部分が三面風化しており、残る一面は拝殿との隙間が狭く、石工の名前や製作時期が刻まれているのか、いないのか?さえも確認出来ない。幸いに拝殿の軒下に置かれている為に、狛犬本体は比較的保存状態は良い。境内にもう一対の狛犬が置かれているがその一方は無残に割れており、これも緑色凝灰岩であることが判り、嘉永二年の刻銘が観察される、境内の他の石造物には天保十年の刻銘が見られるので、いずれにせよ1840年から1850年頃の作品で在ろうと思われるが、何処に住まいした石工なのだろうかと気になる事しきりである。石彫が素晴らしいと思う。
最後の画像が、草加市の東福寺に在る石造物に刻まれた獅子の顔である。

これは青木宗義の子孫である青木石材店の御当主も「これは良いよね!」と仰っていた。
特徴のある狛犬(獅子)の顔なので他にも沢山あるのではないかと思う。探してみたい。

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