2011年9月8日木曜日

桜みかげ・万成石:D-2;蓬莱橋

歩道の床面(踏面)です。これはバーナー仕上げなのでしょうか?仕上げ方法による表面の違いは何れ、画像で比較しながらご紹介しようと思っていますが、
花崗岩を構成する石英や長石等の熱膨張の違いや熱伝導と膨張速度の違いを上手く利用した「バーナー仕上げ」と言う加工法が在る事は今回初めて意識しました。
尤も、今回の見学を終えて帰宅後に、調べている内に、2008年の茨城県立自然博物館の第44回企画展「ザ・ストーンワールド:人と石の自然史」の解説書にこの加工法が掲載されているのを見て、なんだ、博物館の展示をきちんと見ていなかったのだな!とがっかりした次第ですが・・・
石のブロックの脇にスケールを置きました。平らな床面や取り敢えずスケールを置ける場合は良いのですが、垂直に立った柱などの石材のはスケールを置く事が出来ないので苦労しますね。
私は、このような時の為に、エクセルで碁盤の目の模様を書かせ、ラベル用紙に印刷したものを使っています。1mm間隔には目盛を作る事は出来ませんが2.5mm以上ならばこれまでのパソコンで作れました。“Windows 7”ではまだ試していません。
数人での巡検なら誰かにスケールを押さえて頂く事も出来ますが、一人巡検では意外と有効な道具になります。
金曜日に桐生から黒保根付近を歩く事にしたので、早朝にUPする事が出来ません。例外的に前日UPとしました。
今日は、博物館で改めて万成石のサンプルを三脚を使って撮影しました。また、木曽川で採集していた円礫の中にピンク色のカリ長石を見つけたので、これも撮影してみました。何れご紹介しようと思います。万成石は実体顕微鏡で最大倍率の40倍で、小型カメラを使用し、コリメート法で撮影しました。この撮影にもやっと慣れてきました。カリ長石の板状の結晶が良く見えました。

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