2011年9月8日木曜日

桜みかげ・万成石:D-1;蓬莱橋

竹久夢二の詩碑から直ぐ傍の橋です。歩道面に万成石を敷き詰めています。図は右岸上流側の部分欄干部分の御影石と歩道部分の桜みかげ:万成石とのバランスが絶妙です。橋の入口は懐を広く取っていますゆったりと散歩をするのにも良さそうです。

大きな川を見るとその上流の地質の事をつい考えてしまいます。
旭川はまだ上流を歩いた事がありませんが、倉敷の西を流れる高梁川は上流の地質に興味があって歩いています。「美袋:みなぎ」と言う小さな文化財の指定を受ける様な無人駅が在って、美人猫の駅長がいました。(6月15日を参照下さい)美袋の駅の対岸は鶴の飼育の為に立ち入り禁止ですが、もう一つ上流の青い鉄橋を渡ったあたりは右岸に広い礫浜が広がっており、石灰岩の円礫を含む不思議な礫が在ったりして興味深い場所です。
上流の地質を見る時は、国土交通省の河川整備に関するこのHPをチェックします。
http://www.mlit.go.jp/river/basic_info/jigyo_keikaku/gaiyou/seibi/index.html
目的の河川をチェックすると、河川勾配や流域の地質等が要約されてデータが入手出来ます。後は、地質図や画像の地図を見ながら、河川敷を歩く場所を探します。岡山方面を訪ねる機会が在ったら旭川の上流を歩いてみたいと考えています。

昨日7日、出勤時に何時もと少しだけ通勤経路を変えて、地下鉄半蔵門線の住吉駅から江東区大島にある「ティアラ江東:公会堂」を経由してみました。横十間川のほとりに立つこの建物には万成石に似た淡いピンク系の花崗岩が外壁や外回りの階段等に使われています。カリ長石の色合いがやや淡く透明感が高いのですが、植え込みの囲み等には角閃石や黒雲母の量が多く全体にやや黒い感じがするものが主に使われている様です。関係者(?)の銅像の台座の大きな(ざっと1.5m角程度の立方体)は万成石の様です。外壁は雲母の量がやや少ない明るめの壁材でした。
植え込みの石材にはとても薄いのですが、10cm角以上のカリ長石の形が浮き出しているものもありました。都内の万成石のご紹介の折に画像をご紹介する積りです。石材の観察に夢中になってもう少しで遅刻する処でした。北千住駅の階段は、何時も急いで駆け上り、駆け下るのでよく観察する事が出来ませんが、砕石を使用した合成板(コンクリート?)かもしれません。

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