2011年5月31日火曜日

房州石・古墳(P-1)青掘内裏塚古墳

県道157号線に面した「内裏塚古墳」はこの君津市青掘地域に存在する三十有余の内裏塚古墳群野中で最大最古の古墳らしい。しかも同時に千葉県下最大、南関東では同様に最大、関東では第三位の前方後円墳なのだそうです。
富津市教育委員会の説明板には「築造時期は5世紀中頃で、1906年に発掘され(明治39年)石室上部に石碑が建てられている。石碑の台座に使用されている石は石室天井石の一部と思われる。・・・2007年の墳丘断面の調査で、後円部の約2/3の高さまでは自然砂丘を利用して築造されて居る事が判明した。また、石室は海岸で採取される凝灰質砂岩の自然石(磯石9を乱石積みにして壁面を構築していたと見られるが発掘時の詳細な記録を欠いているため、不明点が多い。」などが記載されていました。
おや!「葺石」の事に触れられていません。「房総の古墳を歩く」100頁には「墳丘の盛土部分には、千葉県では珍しく、丸い葺石がふかれている」と書かれています。

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