2011年5月25日水曜日

房州石・古墳(O-7)野毛大塚古墳:葺石


この資料も世田谷資料館で複写させて頂いた、発掘時の葺石の残存状況を示すものです。意外と周辺部しか残っていません。下の画像は発掘後の復旧された葺き石の様子です。一箇所白いものが在るのは私のフイールドノートです。高さが16cm。葺き石は地元で採れた河原石と書かれていますので、「房州石」・富津磯石との関係を検討する必要はありませんね。
実は、この葺石を見て久し振りに君津の南にあるJR青堀近くの三条塚古墳と内裏塚古墳を見学に行きました。詳細は後日ご案内しますが、内裏塚古墳は千葉県内では珍しく「葺石」がある。古墳です。三条塚古墳は3月1日-4日にご案内している富津磯石を使用している古墳です。

下の画像は山陰の綾部市にある古墳です。高速道路のトンネルの上にある古墳ですが、私の手持ちの画像資料の中で唯一、葺石で覆った古墳(再現)なので、登場してもらいましたが、葺石はこの様に古墳全体を覆って初めて意味があるのでは無いかと思います。余りにも少ない葺石の量が不審ですが、第二~第四主体部を作り上げる過程で廃棄されたのか?興味があります。
この古墳については一応これで終りにさせて頂きます。
余談ですが、アイスランドの火山が噴火を始めて、再び世界の航空路に影響を与えて居る様です。小生のメインの関心事は火山なので、暫くは此方の継続が疎かになるかもしれません。勿論、継続の美学は出来る限り維持したいと考えています。アイスランドの火山情報は、日本火山の会のMLで発信されています。

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