2018年8月12日日曜日

岩槻 飯塚神社(飯塚久伊豆神社)の鳥居と本殿基壇の不思議

相変わらず岩槻区内の未調査の神社の落穂拾いを続けており、今日は「浮谷久伊豆神社」⇒「柏崎久伊豆神社(再調査)」⇒「箕輪久伊豆神社」⇒「飯塚久伊豆神社」を歩いた。
「飯塚神社」も岩槻地区には数多ある久伊豆神社の一つで、御由緒を拝見するとかなり歴史の古い神社であるようだ。大正四年に社殿が再建されたと記されているので南伊豆の凝灰岩質石材が使われているのか心配も有ったが、本殿の亀腹、境内社の狛犬、天神様等で確認する事が出来た。幾つか不思議な事が有って、その一つは、大正十壱年に建立された鳥居に荒々しい角柱が使われている事。二番目は基壇笠石の三方向の丁度中心の位置に文字が彫られているのだが残念ながら意味が読めない事である。夫々二行の文字の右側の文字はほぼ共通で、左側は名字の様に思える事である。この様な様式は初めてなので見当もつかない。ご教示を頂ければ幸いです。今日は読めない文字が続出の一日だった。
飯塚神社扁額

四角柱の鳥居。大正十壱年建立である。中間の鳥居は同じ花崗岩を用いて大正八年建立だが綺麗な円柱に仕上げられている。何故角柱なのか?



境内社の狛犬。傷みは少ないが対の狛犬は前年ながらお顔が風化で割れてしまっている。

石材は粒状の凝灰質と火山岩片の粒度変化が面白い伊豆の凝灰岩。彫刻用に優れた素材。この画像は風化剥離面だから凹凸が大きい

本殿の亀腹も一部剥離しているが伊豆の河津付近の澤田石の仲間と思われる。基壇の石材は苔や汚れで石材表面が観察し難い状態だったが、この亀腹の下の石材も伊豆の凝灰岩なので全体が伊豆の凝灰岩だろう。

基壇の笠石の中央部(三方向共)に刻まれた文字。右上の文字は皆同じようだ。

上図の拡大





以上

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