2018年12月15日土曜日

GVP 火山活動情報の概要:12月5日⇒11日;16火山

これはスミソニアン博物館のGVPによるこの一週間の火山活動に関する情報の概要を、各地の火山監視カメラの画像と共にご紹介しているものです。画像は期間を越えて最新のものが入手できた場合は新しい画像をご紹介しています。
New Activity / Unrest
Manam  | Papua New Guinea  | 251020  |  1807 m
12月6日に噴煙が高度 5.2 km まで上昇し南東に広がった事が観測された。12月8日正午頃に地震活動が活発化し噴火が始まった事が確認された。噴火活動は力強い噴煙の噴出と火砕物を吹き上げている。午後早くにはパイロットからの報告や衛星画像等から巨大な噴煙が高度 15.2 km まで上昇し東に広がった。火砕物の噴出は夕方に収まった。高空に上昇した噴煙は夜間に拡散し始め、その後の噴煙は高度 8.2 km 付近を漂った。島民からの報告に拠れば空中を漂う火山灰によって太陽は遮られ凄まじい降灰だと表現した。最新の報告に拠れば、火山の北東側と東北東の山麓に住む住民は避難した。日付が変わる頃には地震活動も収束したが、降灰は翌日も観測され、高度 7.6 km に達した模様。
⇒噴火が巨大であった割にはNASA等でも取り上げないので画像が入手出来ませんでした

Mayon  | Luzon (Philippines)  | 273030 |  2462 m
この期間中、水蒸気の噴煙が時折立ち昇り主に西南西に広がった。火口部の火映現象は夜間にしばしば観測された。9日の1224時に、地震観測ネットワークが4分間継続する噴火の始まりを記録し噴煙は西に広がった。警戒レベルは“0-5”段階の“2”

Ongoing Activity
桜島 | Kyushu (Japan)  | 280080 |  1117 m
この期間には少なくとも二回の噴火が南岳火口で発生し、噴煙は火口縁の上空 1.1 km まで上昇しました。警戒レベルは“5”段階の“3”

Copahue  | Central Chile-Argentina border  | 357090 | 2953 m
12月6日にパイロットからの報告で噴煙が高度 3.0 km まで上昇したのを確認しました。衛星画像では噴煙は確認出来ませんでしたが、7日には再度目撃され衛星画像でも高度 3 km まで上昇した事が確認されました。

Dukono  | Halmahera (Indonesia)  | 268010 |  1229 m
4-11日の間噴煙が高度 1.8-2.4 km に達しました。警戒レベルは“1-4”段階の“2”

Ebeko  | Paramushir Island (Russia)  | 290380  |  1103 m
11月30日から12月7日の間、爆発が観測され、噴煙が高度 3.6 km まで上昇しました。航空カラーコードは「オレンジ」

Etna  | Sicily (Italy)  |  | 3295 m
12月3-9日の間、山頂火口からの火山ガスの噴出と、突発的なストロンボリ式噴火が“Bocca Nuova, Northeast Crater (NEC), and New Southeast Crater (NSEC)”で発生しました。ストロンボリ式噴火は“NSEC”火口では12月4日にもっとも盛んになり、溶岩流は東側山腹を500 m 余り下りました。溶岩流から生じた白熱岩塊が火砕丘を下り、時折、生じる崩壊により火山灰が噴出しました。火山ガスの噴出は火口東部の“Voragine”火口から、ストロンボリ式噴火は“NEC”火口から発生しています。

Ibu  | Halmahera (Indonesia)  | 268030 | 1325 m
12月11日に高度1.8 km まで噴煙が上昇しましたが、天候が悪く衛星画像では確認出来ませんでした。警戒レベルは“1-4”段階の“2”

Kilauea  | Hawaiian Islands (USA)  |  | 1222 m
割れ目火口“8”で溶岩が確認されたのは9月4日が最後で、様々な信号は“LERZ”での噴火活動の終焉を告げています。従って“LERZ”の噴火の終わりは、1983年に東リフトゾーン(ERZ)で始まったキラウエアでの一連の噴火活動の終わりをも示しています。この決定は噴火開始後3か月間活動の履歴が更新されない場合は、その噴火活動が終息したとみなす原則に従っている。尚、航空カラーコードは「イエロー」を維持している。

Krakatau  | Indonesia  | 262000 |  813 m
12月7、9、10日に噴火を観測しています。9日の噴火では濃密な黒い噴煙が山頂上空に噴出し北の方角に広がっていきました。

Merapi  | Central Java (Indonesia)  | 263250 |  2910 m
11月30日から12月6日の間、溶岩ドームは連日 2,200 立方メートルの割合で成長しています。6日現在、ドームの容積は推定 344,000 立方メートルに達していると思われます。
白色の様々な濃度の水蒸気の噴煙が火口縁の上空 150 m まで上昇しています。警戒レベルは“1-4”段階の“2”

Nevados de Chillan  | Chile  | 357070 | 3180 m
12月7日早朝に爆発が発生した事が地震観測ネットワークで観測され、高温の火山ガスと火山灰がウエブカメラで観測されました。警戒レベルは「オレンジ」。

Sabancaya  | Peru  |  354006 |  5960 m
この間、連日の噴火は17回程度に収まって来ています。長周期地震は観測されています。火山ガスと噴煙は火口縁の上空 3 km を越えます。この間7回の熱市場を観測し、12月6日には亜硫酸ガスの噴出量は日量で3.600 トンでした。

Sheveluch  | Central Kamchatka (Russia)  |  300270 |  3283 m
11月30日、12月1日と3-4日に熱異常を観測。航空カラーコードは「オレンジ」

Turrialba  | Costa Rica  | 345070 |  3340 m
12月5-11日の間、活動は継続していましたが、5日に火山の噴気が南にたなびきました。12月8日の噴火では噴煙は 500 m 上昇しました。9日の噴火では噴煙は 1 km 上昇しました。10日も火山灰の噴出は認められましたが同様に“Moravia (31 km WSW) and Santa Ana, and residents of Heredia (38 km W) ”等に降灰が報告されました。

Veniaminof  | United States  | 312070 |  2507 m
12月2日の衛星画像での観測では、氷に閉ざされた火口内の火砕丘から三本目の溶岩流が流れ始めています。三本の溶岩流は時折、氷や雪面との接触で爆発的に水蒸気を噴出させます。溶岩の噴出は4-5日も継続し、Webcam と衛星画像のデータは地表面温度の上昇を捉えています。また、水蒸気は時折、火山灰も伴っている事が確認されています。6日には地震活動はほぼ連続する様になり、低レベルの火山性微動は間歇的になり、溶岩の噴出が減勢したか停止したものと思われます。12日まで地震は変化しながらも継続しましたが、溶岩の噴出は確認されませんでした。航空カラーコードは「オレンジ」

その他の火山の画像
カムチャツカ半島:Bezymianny_Kamen_Klychevskoi_181212_232902

カムチャツカ半島:Klychevskol_Kamen_Bezymianny_181208_232900











Navado del Ruiz_181214_070303

メキシコ:Popocatepetl_181214_162730

口永良部島

以上

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