2017年6月25日日曜日

白い凝灰岩を用いた五輪塔 (12)

 五輪塔や板碑が建立されている場所で常に観察出来るとは限らないのは言うまでもない事なのだが、一年程度等と云うごく短い期間中に使用石材産地を見極めたい等と云う短兵急な調査中に、数年に一回等とある限られた日時だけに公開される事例にぶつかると、それが先行研究の事例の中でも特に重要な物の場合には、殆ど頭の中が真っ白になってしまう。この事例も、実はそうした一つで、本来ならば一年後の公開日まで待つしかないのだが、特例として職員立会いで柵の外からの撮影が許された。













 二重の柵に阻まれて正面からの全体像は撮影出来なかったが、私のカメラはファインダーがかなり自由に角度調整が出来るので、自分の立ち位置から見えない部分も手でカメラを支えて居られる範囲内であればなんとかファインダーを確認して目的を達せられるので撮影させて頂いた。五輪塔の詳細は省くがご配慮を頂き貴重な資料を手に入れる事が出来た。感謝!!





感謝!多少、ピンボケもあるが、狙っていなかった場所に重要な手がかりが存在したので御容赦願いたい。薬研彫りの種子が美しかった。

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