2014年12月4日木曜日

本宿:底瀬川・黒滝山登山口駐車場付近 (2) 水冷破砕岩

似たような画像をさらに積み重ねるがこれも同じく水冷破砕岩の例である。私は素人だし、様々なガイドブックや巡検案内書を観ながら学んできて、何処までが同じ岩質で、何処から別の岩質に分類すべきか?何時も判りにくいと思いながらこの道を15年近く歩んで来ているのです。「枕状溶岩」の露頭調査をやって来たのは分析装置を持たない素人に何が何処まで出来るかを知りたかったから出も在るのですが、これは色々と観る内に、段々とこの岩石の大塊がどんな成り立ちなのか?理解出来始めた次第。下の画像は大塊が割れた時に間に成長していた石英脈が見えているのだし、上の画像は同様に脈の近くの狭い隙間に石英脈が構成されているのが前の画像と突き合わせて理解できてくる。

水冷破砕岩と言うと、ハイアロクラスタイトの類もあるけれどあそこまでは破砕されていないので、あるいは水分の多い、例えば湖成層等に貫入して来て急冷されてその隙間に水が入り込み割目がどんどん広がり、後に熱水活動で石英脈が生長したのかもしれない等と考えている。
低い場所には露頭が無く、峰の上にしかないのだと言う事が興味深い。

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