2014年11月25日火曜日

本宿:馬居澤の露頭 (5) 熔岩流


全景は木々の繁茂で中々見通せないのだが、この上の方は分厚い溶岩が存在している。
下の画像は、やや右手に移動して溶岩の下から見上げたものだが、上の分厚い溶岩も視野に入っている。この画像の中央部分の溶岩は、貫入岩よりは陸上を流れた溶岩の雰囲気が強い。第四紀の陸上熔岩は、上下にクリンカー状の発泡部が存在するので直ぐ分るのだが、第三紀の溶岩はこの発泡部分がガラス質なので風化に耐え切れずに残存していないらしい。
上下ともに溶岩の断面が存在する中で、この部分だけは側面と底面を観察出来る事が興味深い。
上の画像では下の熔岩流は薄いものが数層重なっているので貫入岩脈の底部とも見えない訳では無いが画像の範囲の外側になるが右手に存在する柱状節理の冷却方向から見て熔岩流なのだろう。

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