2011年9月22日木曜日

桜みかげ・万成石:F-4;武田石材殿丁場

前の画像の一部を拡大しました。作業のお邪魔をして申し訳ありません。石材屋さんと異なり、どうしても「岩石」に興味を持つとこのようなラミネーションシーティングの部分が気になってしまいます。偶々かもしれませんが、ラミネーションのすぐ下に、比較的多くのカリ長石が集まって居る部分が薄くあり、その内側は健全な花崗岩本体と見て取れました。
最近、他でも花崗岩を見る際にまず壁面全体のカリ長石の分布が大体平均的に分布している事を確認後、一つ一つのカリ長石の大きさや色の濃淡に注意して観察するようになりました。丁場でもお聞きした話ですがカリ長石は濃集してもブロックにはならず薄い膜状に分布する事が多いようですね。近日中に街で見掛けたカリ長石の巨晶の画像もご覧頂こうと思っていますが、他の場合と異なりカリ長石は平面的に広がっている様です。板状の結晶構造が巨晶にまで結びついて居るのですね。小生が普段観察対象とする溶岩系の場合とはかなり雰囲気が異なります。

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