2011年9月15日木曜日

桜みかげ・万成石:E-5;美術館

桜みかげの波板状の仕上げ面を接写したものです。現尺よりやや大き目かもしれません。スケールを充てた画像を一枚も撮影していなかったのは失敗でした。粗い仕上げなので、ピンクのカリ長石の板状劈開が良く観察出来ます。
昔々の話ですが、シールド掘削工法の末端に連なる仕事をしていた時に、東京都内の軟弱地盤でのシールド発進作業で、発進部にファイバーコンクリートを使用しこれを掘削しながら発進する現場が在りました。画像データが何処かに在る筈だと思って探したのですが見付かりません。(まだフイルムカメラの時代です)
途中で切削状況を見る為にマンホールから切羽に出るというので私も着いて行ったのですが、シールド掘削機の前に出て、カッターチャンバー内からカッターとファイバーコンクリートの切削面を見学させて頂いたのですが、この画像の波の間隔をぐっと大きくしたような雰囲気だったのを記憶しています。勿論、シールドの場合は同心円です。
ハンマーで直線的に送りながら叩くのでしょうか?それとも算盤玉の様な工具で力を加えながら転がすのでしょうか?光の反射がとても面白い効果を与えてくれます。
下の画像は接写により拡大したものです。明るさが足りないので絞り切れずどうしてもピンボケの部分が出てしまいます。残念ながらスケールを充てた画像が無いので、波状のピッチや深さは判りません。
昨日ご案内した壁面上部の様に、光の当たり方で面白いアクセントになって居る様に思います。

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