2011年9月3日土曜日

桜みかげ・万成石:A-3;有本芳水詩碑

有本芳水氏の詩碑をもう一枚ご紹介します。実はこれは側面で図の左側が正面です。正面にはこのように刻まれています。
小とりよ
小鳥よ小鳥うらやまし
うまれ故郷の恋しさに
小とりとなりて春の日に
声はりあげてうたひたや
詩碑の趣意書はこの画面右手に続く低い石垣に刻まれており、その位置が災いして少々読み難いのですが、当時の県知事が揮毫しておられます。
背後錆色の丸い岩体が座っていますが、これは別の記念碑で同様に万成石で出来ています。
万成石は新鮮な緑の芝生と万成石の組み合わせによく調和していると感じます。でも秋の草紅葉の頃も美しいでしょうね。
昨日は博物館で地質を学ぶグループの例会でした。ほぼ毎週1回集まってこのところは岩石薄片の製作に励んでいます。昼休みの時間を利用して、武田石材さんに頂いた3種類の表面仕上げのサンプルと採集させて頂いた岩片の観察をしました。昨日ご紹介した地質情報展のポスター等や、撮影してきた画像などから資料を参照しながらの観察です。通常の研磨と、バーナー仕上げ或いはハンマーでの手仕上げが、その裏側と見比べて実に質感とその醸し出す雰囲気が変わって来る事に実に感動して頂きました。仕上げ方法の相違についての画像も是非ご案内したいと考えました。

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