2011年9月2日金曜日

桜みかげ・万成石:A-2;有本芳水詩碑

池の中に設えられた三体の万成石の一つの尖塔部分の拡大です。1961年の建立されたと言う事は既に50年の歳月が経過している事になります。
およそ77Ma~88Ma(7700万年~8800万年)に岡山県下の各地に定置されたとする花崗岩の「年齢」に対して、50年は余りにも短い時間経過ですが、この凛とした鋭角の尖塔は含まれるカリ長石の色合いと調和して美しい。

万成石については、例えば産総研地質調査センターから発行された「地質ニュース 第441号 1991年5月号」の濡木輝一教授による「万成石」等を参照下さい。この号は「石材特集 1:石材利用と日本のみかげ」として発行されているので他にも興味深い記事が満載です。また、2010年8月号 第672号は特集「地質情報展2009おかやま」特集号です。偶々小生の手元にあるこの号には「瀬戸内の花崗岩」特集記事も掲載されています。
また、「万成石を観察しよう」・「万成石の里 矢板山・万成山・京山の自然と文化」や「古代吉備国から現在までの財を築いた石たち」等のテーマのポスター展示の紹介記事がありました。
「万成石を観察しよう」には偏光顕微鏡画像や、何故「カリ長石」がピンク色を示すEPMA画像等も有り興味深い内容です。 
勿論、地質ニュースは既発行分の殆どがpdfファイルで無償で閲覧出来ます。(2010年分は閲覧出来ません)
地質ニュースの検索は下記アドレスをコピペで、どうぞ!このままクリックしても飛びません。
http://www.gsj.jp/Pub/News/n_index/
「バックナンバー目次集」⇒「発行年代」⇒「発行年」を指定するとその年に発行された12冊の表紙が現れますので、これをクリックすると目次が表示されます。
地質情報展「おかやま」に展示されたポスターは下記にファイルが有ります。
http://www.gsj.jp/GDB/openfile/files/no0515/index.html

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