2011年9月1日木曜日

桜みかげ・万成石:A-1;有本芳水詩碑

今日からほぼ2ヶ月間、岡山地方の代表的石材の一つである「万成石」に関係する画像をご案内します。
偶々、万成石の採石をされている武田石材さんの御好意で丁場を見学する機会を得ました。また、この万成石を採用した岡山市近辺の建築物・建造物や詩碑等をほぼ二日間に亘って濃密に見学する機会に恵まれました。
最初の画像は、県立博物館に万成石や古墳に使用されている石材等についての展示が在ればと思い訪ねる道すがらにありました「有本芳水氏 詩碑」です。詩碑を取り囲む石組の片隅に刻まれた趣旨書から銘には1961年5月に建てられた事が記されていました。細かな雨の降る中で詩碑の石組が周囲に広がる鮮やかな芝草の緑と調和して美しい景観を作り出していました。画像をクリックしてパソコン画面いっぱいに拡大してご覧下さい。
後楽園には沢山の記念碑や詩碑が有りますが、下記にはその地図と概略の説明がありますのでコピペでネット検索をして下さい。後楽園のHPです。
http://www.okayama-korakuen.jp/info/monument/
万成石の画像は、この詩碑を皮切りに後楽園バス停傍の「竹久夢二 宵待ち草 詩碑」 ⇒ 「後楽園 外構え」 ⇒ 「旭川に架かる蓬莱橋」 ⇒ 「岡山県立美術館」 ⇒ 「岡山県古代吉備文化財センター」 ⇒ 武田石材殿丁場 ⇒ 番外編として倉敷市内の石組風景と続き、現在50枚の程度の画像を予定しています。
この間に、都内の万成石を採用した建築物等を見る機会が在ればその画像も追加したいと考えています。(東京都内にも沢山の建築物があります。)
万成石は桜色の「カリ長石」を含む美しい暖か味の在る石材です。このブログでは画像と共に石材に関連したネットで無償入手可能な技術的な文献などもご案内したいと考えています。
関東には「稲田石」と言う有名な御影石もあり、産総研地質調査センター地質標本館の催しでその採石丁場を見学した事がありますが、同じ「花崗岩」と言う名前で呼ばれるものの、岩相・色・山の節理の発達の仕方等も異なり今回は大変興味深い経験をする事が出来ました。
稲田石の採掘状況やその岩相の相違を比較して観ていくのも興味深いかもしれませんね。長丁場をお付き合い頂ければ幸いです。

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