2010年1月17日日曜日

栃木県高原山の黒曜石(10)

露頭に辿り着くまでの渓谷の中にはこの様に苔生した黒曜石も在ります。右下スケールの長手方向は75mmです。これは別に小さな黒曜石が偶々沢山の同じ場所に集まってしまった訳ではなく、苔生した部分も含めて一つの岩塊なのです。察するに、この画面に向いた側が放出された時の冷却面だったのではないかと考えています。苔生した面が画像の表面の急冷層と内部層の境界面だと考えています。
露頭のある沢にはかなり大きな岩片も有りますが、小さな礫程度の大きさのものも沢山分布しています。沢を下るに従って、岩片の大きさが小型になるのは言うまでもありません。

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