2009年12月20日日曜日

福島県会津下郷塔のへつりカルデラ周辺(7)

表面の薄黒い苔の為に少々観察し難いが、丁度この附近で、画面の下部に水平方向に不連続な部分がみられる。空洞部分の形状もタフォニーとするには小型の割合には横長形状が多いので、礫等の岩片が洗い出されたものの様に思える部分が多い。比較的細粒の堆積物層がゆがんでいる部分が多く見られるのは、堆積後の地盤変動の影響だろう。地質図を見ているともう少し上流に行くと断層が有る筈なのでこの附近が変形していてもおかしくは無い。後で画像をご紹介するが男女川(おなめがわ)との合流付近では右岸側の地層が傾斜している事が観察される。

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