2018年7月31日火曜日

立区東伊興:渕の宮 氷川神社の伊豆産出凝灰岩

神社の創建時期や由緒については詳らかではないが、氏子の皆様の信仰も篤い様で境内は清潔に掃き清められていた。足立区内の数多くの「氷川神社」同様に現在は花崗岩が多用されているが、伊豆半島産出の凝灰岩や安山岩質のいわゆる旧の小松石が境内に数多く使われている。神社の北側には草加市と足立区の境をなす「毛長川」が流れ、付近一帯は古代遺跡が数多く分布する古くから栄えた場所と云える。
江戸狛犬の作者は不詳だが勢いのある姿が美しい

拝殿の礎石は石灰質の生物遺骸(化石細片)を豊富に含む、伊豆下田付近の石灰質凝灰岩が用いられている



石灰質凝灰岩は基壇の笠石や角石に使われる事が多いが、此処では燈籠の基壇笠石に用いられている。基壇を構成する石材は地衣類などに覆われて使用石材の詳細は不詳



石灰質凝灰岩の側面にはラミナが観察されるが上面にはラミナに拠る模様が放物線の様な模様を造る事が有る。また、所々にやや大きめの石灰質の断片が顔を出す事も有る



本殿の礎石には細粒の緑色凝灰岩が用いられている。河津桜で有名な河津のやや上流の沢田付近の石材と思われる。一部分が風化に拠り剥離しているがオリジナルの整形面も残る。台風の通過後で石材は湿気を含み普段とはやや色調が異なる。尚、風化色は淡褐色を呈す



本殿前の石燈籠の一対は前記の通り、伊豆の凝灰岩と溶岩が用いられているが、奉献者名の欄の先頭に「海道三ノ輪」の文字が見える。毛長川での舟運も盛んな頃のものであろうか?建立は「文政五年牛九月吉日」とある。西暦1822年である。

以上。本件の記録作成完了(9頁,画像数:17枚,3.85MB)で、凝灰岩質石材の観察資料は775件,4569頁に達した。訪問地も神社のみで1,000 ヶ所を越えた。さて何処まで行けるか?

2018年7月30日月曜日

毛長川右岸で「氷川神社」三昧のFW

酷暑の隙間を縫って以前から気になって居た「毛長川」右岸に数多く鎮座する「氷川神社」を歩く事にした。朝の内に、東武竹ノ塚駅 ⇒ 竹塚神社 ⇒ 渕江(保木間) 氷川神社 ⇒ 境内社の「榛名神社」⇒ 竹ノ塚駅 ⇒  午後から 古千谷 氷川神社 ⇒ 伊興 氷川神社  ⇒ 毛長川右岸 ⇒ 毛長橋 ⇒ 舎人 氷川神社 ⇒ 入谷 氷川神社 ⇒  入谷三丁目BS付近 ⇒ 入谷四丁目BS傍の市川酒店 ⇒ 竹ノ塚駅    約400枚の画像の整理は未だ終わっていないが、そのエッセンスを御案内。殆ど、「氷川神社」なので、段々記憶がカクテルになる。
竹塚神社:江戸狛犬は花崗岩製。親子共々中々の顔付

渕江小隣の保木間 氷川神社:天宇須女尊(あめのうずめのみこと)は細粒の緑色凝灰岩製で勿論伊豆半島産

同じく保木間 氷川神社:手水鉢:水盤の「奉納」の文字が面白い!! 独鈷だろうか

伊興 氷川神社:ここの江戸狛犬も中々に雄々しい!

毛長川に架かる毛長橋のカリ長石:勿論、外国産だが美しい。画面下の最小目盛は 0.5 mm

舎人 氷川神社:上から見ると正方形の手水鉢:水盤の脚は細粒の緑色凝灰岩で勿論伊豆半島産。水場に使われるのは珍しい。明治十四年。石工は中谷塚邨の吉田金作と〇〇次郎。残念、メモを取っていない。

舎人 氷川神社:基壇の角礫緑色凝灰岩に良く見られる火山岩の杏仁構造。白いのは瑪瑙だと思われる。画像の横幅はざっとだが 10 mm 程度

入谷 氷川神社:拝殿の木彫江戸狛犬も良い顔付である。

この画像を撮るのに、バス停三か所分を歩いて時間調整。画像の右下の赤色とガラス光沢部分は常用車の車体の一部だからかなり大きい。看板屋さんだろうか?

市川酒店は元々は醸造元だったのだろうか?、古い建物は大きく、屋根のこの龍の飾りが素晴らしい。少しピンボケなので望遠レンズを持って再度写しに行く予定。瓦の並びも美しい。屋敷の中に浅間塚が有る様で、バス通りから溶岩を積んだ小山が塀の中に眺められる。敷地はかなり広そうだ。
画像が整理出来たら順次御案内の予定。

2018年7月27日金曜日

GVP 火山活動情報の概要:7月18日 ⇒ 24日;22火山

New Activity/Unrest
Asamayama :浅間山 | Honshu (Japan)  | 283110 | Elevation 2568 m
7月16-23日の間、白煙が山頂火口の上空 300 m まで上昇し、2017年12月23日以降初めて夜間には火映現象が観測されています。
⇒火山の状況に関する解説情報 第59号が、23日1600時に公表されており、火山性地震が連日21-38回発生しています。います。

Etna  | Sicily (Italy)  | 211060 | Elevation 3295 m
7月16-22日の間、火山ガスの噴煙が山頂火口から立ち昇り、小規模のストロンボリ式噴火活動が北東側の“NEC”火口底の三か所と“Bocca Nuova”火口内の二ヶ所の火口で発生している。活動は火口内に限定されており噴石は火口内に留まっているが、時折、白熱した溶岩が火口縁の上空 100 m まで飛散する。時折、火山灰を含む噴煙が生じるが火口周辺で拡散している。

Krakatau  | Indonesia  | 262000 | Elevation 813 m
7月18-20日の間、火山灰を含む噴煙が高度 1.5 km に達する。警戒レベルは“1-4”段階の“2”。火口から 1 km 以内は立ち入り禁止。

Nishinoshima :西之島 | Japan  | 284096 | Elevation 25 m
7月12日1124時に、ごく小規模の噴火が発生し茶褐色噴煙が火口付近から上昇した。上空からの調査で堆積物は火口から 400 m 以内に留まっている。熱異常は観測されていない。火口から 500 m 以内は立ち入り禁止。⇒海上保安庁から7月20日に、画像を含む2頁の「7月14.18日観測の西之島の噴火について」が固評されています。
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KIKAKU/press/2018/20180720.pdf

Semeru  | Eastern Java (Indonesia)  | 263300 | Elevation 3657 m
7月20日に小規模の噴火が発生し、火山灰を含む噴煙が高度 4.9 km に達し南西に拡散しました。

Sierra Negra  | Isla Isabela (Ecuador)  | 353050 | Elevation 1124 m
噴火活動は7月23日現在もその強さを変化させながら継続中です。6月26日に最初の四か所の割れ目火口が開口し噴火活動が始まりました。割れ目火口“1”は“Volcán Chico”側のカルデラへ壁付近で 4 km に亘って開口し、この火口からの溶岩流は山腹を 7 km に亘って流れ下り、火口内では 1.7 km を流れ、16.1 平方キロメートルを覆い尽くしています。割れ目火口“2”は 250 m の長さでカルデラの北西側に位置し、流れ出た溶岩流は 3 km に亘り、 2.3 平方キロを多い覆いました。割れ目火口“3”はカルデラの西側に位置し、 250 mの長さで開口し、溶岩流は山腹を 2 km 流れ 0.3 平方キロを覆いました。割れ目火口“1-3”は6月27日まで活動し、割れ目火口“4”は 250 m の長さで、北西側山腹に位置し未だに活動的です。この火口から流れ出した溶岩流は7月9-10日の間に海岸に達し、16日には 11.6 平方キロを覆いました。(全ての溶岩が覆い尽くした面積は 30.4 平方キロに亘ります))

Villarrica  | Chile  | 357020 | Elevation 2847 m
7月18日の朝にウエブカメラで二ヶ所の水蒸気と火山ガスの噴煙が生じている事を記録しました。この日、11時から12時に掛けて2017年12月以降最大の熱異常が観測されています。この日遅くには火口の火映現象も観測されています。火山性地震が7月20日の0627時に観測されその数時間後に、火山ガスと水蒸気の噴出が収まりました。火口の火映は23日も観測されました。

Ongoing Activity
Agung  | Bali (Indonesia)  | 264020 | Elevation 2997 m
7月18,20,及び23日に噴煙が火口縁の上空 200-500 m まで上昇し、22日には灰色の噴煙が 1.5 km まで上昇しました。 警戒レベルは“1-4”段階の“3”。半径 4 km 以内は立ち入り禁止。

Aira 桜島 | Kyushu (Japan)  | 280080 | Elevation 1117 m
7月17日1336時に南岳火口から噴煙が火口縁の上空 1.2 km まで上昇しました。亜硫酸ガスの噴出量はこの日、日量で 1,300 トンでした。20-23日の間は小規模の噴火が観測され、火口の火映は22日と23日に観測されています。警戒レベルは“5”段階の“3”。

Ambae  | Vanuatu  | 257030 | Elevation 1496 m
7月17-24日の間火山灰を含む噴煙が“Lake Voui”内の火口から高度 2.1-5.5 km に達しました。報道に拠れば17日に活動は活発化し、島の北側と東側に降灰があり、島民は暗い時間を過ごしました。火口から 30 km 離れた“ Penama Provincial Headquarters at Saratamata”地区から鳴動音の報告がありました。火山学者のFWにより広範囲に被害と住民の混乱をもたらしており、島の西部に続く道路は洗浄されています。

Bagana  | Bougainville (Papua New Guinea)  | 255020 | Elevation 1855 m
7月22日に火山灰を含む噴煙が高度 2.4 km まで上昇した事が報告されました。

Cleveland  | Chuginadak Island (USA)  | 311240 | Elevation 1730 m
この間も噴火に対する懸念は続いていますが、特段の現象は観測されていません。18日と23-24日には弱い地表面温度の上昇が観測されていますがそれ以外の日には雲に阻まれて観測出来ていません。衛星画像から火口内と東側火口の周辺で堆積物が観測されており、地震では観測出来ないほどのごく小規模な噴火が発生したものと思われます。航空カラーコードは「オレンジ」

Dukono  | Halmahera (Indonesia)  | 268010 | Elevation 1229 m
7月18-23日の間火山灰を含む噴煙が高度 1.8 km 上昇した事が報告されました。

Ebeko  | Paramushir Island (Russia)  | 290380  | Elevation 1103 m
7月13-20日の間、噴火が観測され、火山灰を含む噴煙が高度 3.4 km に達しています。航空カラーコードは「オレンジ」

Fuego  | Guatemala  | 342090 | Elevation 3763 m
7月19-20日と23-24日に岩屑雪崩が火口から南~西側山腹を下りました。弱い爆発が 23-24 日に発生し少量の火山灰を含む噴煙が発生しました。

Karymsky  | Eastern Kamchatka (Russia)  | 300130 | Elevation 1513 m
7月13-20日の間、熱異常が観測されました。14-19日には火山灰を含む噴煙が、西から南西側に 500 km まで広がりました。航空カラーコードは「オレンジ」

Kerinci  | Indonesia  | 261170 | Elevation 3800 m
7月22日に火山灰を含む噴煙が高度 4.3 km まで上昇しました。

Kilauea  | Hawaiian Islands (USA)  | 332010 | Elevation 1222 m
⇒特段の活動状況の変化は記されていないので、日々更新の画像と共にHVOのサイトで状況が紹介されている事も有り省略します。下記サイトを参照下さい。
https://volcanoes.usgs.gov/volcanoes/kilauea/multimedia_chronology.html

Pacaya  | Guatemala  | 342110 | Elevation 2569 m
7月19-20日と23-24日にストロンボリ式噴火が“Mackenney Crater”加工で発生し噴出物は火口縁の上空 30 m まで上りました。同火口から流れ出した 200 m に達する溶岩流は北西側山腹で観測されます。

Sabancaya  | Peru  | 354006 | Elevation 5960 m
7月16-22日の間もこの火山は日平均25回の爆発が発生しています。ハイブリッドの地震は稀で弱い常態です。火山ガスと火山灰を含む噴煙は火口縁の上空 2.5 km まで上昇しています。7月18日に観測された亜硫酸ガスの発生量は日量で 12,068 トンでした。半径 12 km は立ち入り禁止です。

Sheveluch  | Central Kamchatka (Russia)  | 300270 | Elevation 3283 m
クベルトに拠れば、7月13-20日に掛けて熱異常が観測されています。18日には舞い上がった火山灰が 62 km まで飛散しました。航空カラーコードは「オレンジ」

Turrialba  | Costa Rica  | 345070 | Elevation 3340 m
7月23-24日に活動が活発化し、以下の各地に降灰をもたらしました。“ Coronado, Tibás (35 km WSW), Goicoechea (28 km WSW), Moravia (31 km WSW), and other areas in the Valle Central.”
以上

2018年7月23日月曜日

佃一丁目~月島地区界隈

 地下鉄の駅を出て佃一丁目の住吉神社を目指し高層のマンション群の間を抜けると軒を接した商店や住宅の密集する一角に差し掛かる。その密集した住居の中ほどから一本の公孫樹が頭を出している。これを目指して狭い路地に入るとその中ほどに、入り口を守る様に公孫樹の大きな幹がはみ出した奥に「佃子育て地蔵尊」が坐す。

 御本尊は恐らく根府川石であろう石碑に線刻された地蔵尊だが、

更に奥には木製の玉垣に囲まれて小さな石が鎮座す。残念ながらこの石については色々と調べて見たが由緒等が判らない。神秘を探求するなかれ?

 地蔵尊の在る路地を抜けると「波除於咲稲荷神社」が目の前であり、その背後は古くからの石垣が残る水路となる。

稲荷神社の前面は赤文字で強調された奉納者の名前が彫られた恐らくは須賀川石の玉垣が目立つが

境内に入り拝殿の左右を子細に観察すると、参詣者には目立ち難い場所の玉垣は、半ば風化剥離が進んだ伊豆の細粒の凝灰岩で出来ている。目立たない場所を密かに守ろうとする粋な御仁の計らいで古くからの石材を観察する事が出来た。



 有名な住吉神社を抜けると「石川島灯台」のモニュメントの脇から、元々は人足寄場として埋立てられた「石川島」地区にはいる。高層のマンション街の一角には、「石川島播磨重工業」の記憶を残すかのような煉瓦積みも観られ、


建物の中には狭いながらも官製造船所を買収して起業した現“IHI”の資料室が地域の歴史を語ってくれる。高層棟の内装にはサンゴ化石が密集した大理石が張られている。
 この地は実は“IHI”が初めて機械式の土圧シールドを製作し、施工したシールド掘削機の聖地でもある。サラリーマン時代の様々な仕事の思い出が脳裏を駆け巡る。

2018年7月21日土曜日

GVP 火山活動情報の概要:7月11日⇒17日;20火山

スミソニアン博物館のGVPにより毎週木曜日に公開されている火山活動情報の概要を御案内しています。今週は 20 火山が掲載されています。添付画像は各地のライブカメラ画像や、火山観測所のウエブサイトから引用したものです。

New Activity/Unrest
Ibu  | Halmahera (Indonesia)  | 268030 | Elevation 1325 m
7月10-15日の間、白~灰色の噴煙が火口縁から 200-800 m 上空まで立ち昇っていました。警戒レベルは“1-4”段階の“2”であり、北側の 3.5 km 以内と半径 2 km 以内は立ち入り禁止。

Krakatau  | Indonesia  | 262000 | Elevation 813 m
7月15日1722時に噴火が発生し火山灰を含む噴煙が 700 m 上昇。16日1651時には噴火が44秒間継続し火山灰を含む噴煙が 500 m 上昇しました。観測所では空振と地震が観測されました。警戒レベルは“1-4”段階の“2”で、火口から半径 1 km 以内は立ち入り禁止。

Nevados de Chillan  | Chile  | 357070 | Elevation 3180 m
7月11-17日の間、この火山の“Nicanor”火口内の溶岩ドーム“Gil-Cruz”の成長が続きました。地震活動は長周期地震と噴火に伴う火山性微動が観測されました。ウエブカメラでは間歇的な白い火山ガスと見られる噴出が起こり、夜間には火映と弾道を描いて飛散する火山岩片が観察されました。13日2055時には“Nicanor”火口下 400 m に震源を持つM3.7の地震が、14日1530時には爆発に伴う地震が観測されました。噴火に伴うM3.9の地震は地下 1.4 km の話しとして伏せましょう。気象上の天候が悪く火口付近の目視観測は行われませんでしたが、熱線カメラで監視すると最高 300 ℃もの温度上昇が観測されました。
3回目の地震は15日0324時に発生し M3.8 で、深さ1.8 km に位置していました。白熱岩塊が 340 m の高さまで到達しました。この三界の爆発により溶岩ドームは部分的に崩壊させられました。航空カラーコードは「オレンジ」

Oraefajokull  | Iceland  | 374010 | Elevation 2010 m
関係者の協議により、この火山は過去1年半の間で最も高い噴火の危険性を示していると報告されました。地殻の膨張とこれに伴う地震活動が増加していますが、報告では、2017年12月以降は地熱活動が減衰している事にも触れています。今回の活動開始以来山体はマグマの注入と思われる動きで“10 million cubic meters”隆起しています。
⇒この火山の画像がアイスランド気象庁の下記サイトに3枚ありますが、前回の噴火は1727年なので噴火画像はありません。
http://icelandicvolcanos.is/?volcano=ORA#

Piton de la Fournaise  | Reunion Island (France)  | 233020 | Elevation 2632 m
7月初旬以降、山体が隆起しています。7月12日2340時に突然地震活動が増加し始め、急速に地殻の変動が観測されました。13日0330時に北側山腹の地下で火山性微動が観測され徐々に増加し、0430時にウエブカメラで溶岩が溢れ出したのが観測されました。噴火は“Chapelle de Rosemont”に在る長さが合計 500 m 程の割れ目火口から始まりました。
0800時には四か所の割れ目火口から溶岩が 20 m の高さまで吹き上げられ、一本の溶岩流は 200 m 流れ下りました。最も高い側に在る割れ目火口は1230時に活動を停止しました。2200時には火山性微動も減少し、間歇的な火山ガスの噴出も停止しました。14日も強い地震勝層は継続しましたがその後の二日間で減少しました。溶岩流は最大 400 m 流れ下りました。

Sierra Negra  | Isla Isabela (Ecuador)  | 353050 | Elevation 1124 m
7月11日に噴火により火山ガスと火山灰の噴煙が高度 3.7 km まで、16日には少量の火山灰を含む火山明日の噴煙を高度 2.4 km まで上昇させました。火映はウエブカメラで観測されます。

Villarrica  | Chile  | 357020 | Elevation 2847 m
7月16日1047時に強い水蒸気の噴煙が登るのをウエブカメラが記録しました。テフラは火口壁内に堆積しました。

Ongoing Activity
Agung  | Bali (Indonesia)  | 264020 | Elevation 2997 m
7月13日1409時に噴火により火山灰を含む噴煙が火口縁の上空 1.5 km まで上昇しました。15日0452時にも噴火が観測されましたが火山灰は観測されませんでした。この日の0905時の噴火では、火山灰を含む噴煙は 1.5 km 上昇しました。警戒レベルは“1-4”段階の“3”で、半径 4 km 以内は立ち入り禁止です。

Aira 桜島 | Kyushu (Japan)  | 280080 | Elevation 1117 m
7月9日から17日の間に、南岳火口で9回の噴火が在り、火山灰を含む噴煙が火口縁の冗句 2.3 km まで上昇しました。16日1538日の爆発では火山灰を含む噴煙は 4.6 km 上昇しました。16-17日の夜間には火映現象が観測されました。警戒レベルは“5”段階の“3”です。

Ambae  | Vanuatu  | 257030 | Elevation 1496 m
16-17日に“ Lake Voui”空の噴火の際に火山灰を含む噴煙が高度 2.3-9.1 km に到達。

Cleveland  | Chuginadak Island (USA)  | 311240 | Elevation 1730 m
7月11-17日の間、地震や空振の異常は観測されていませんが、噴火の危険性は持続しています。11日には衛星画像で弱い熱異常が観測されていますが、他の日には気象上の雲に阻まれて観測出来ていません。航空カラーコードは「オレンジ」

Dukono  | Halmahera (Indonesia)  | 268010 | Elevation 1229 m
7月11-12日と14-17日に噴火により火山灰を含む噴煙が高度 1.8 km に達しました。

Ebeko  | Paramushir Island (Russia)  | 290380  | Elevation 1103 m
7月8日から12日に掛けて噴火により火山灰を含む噴煙が高度 4 km に達し、衛星画像では噴煙は10-11日には西に 37 km まで広がりました。航空カラーコードは「オレンジ」

Etna  | Sicily (Italy)  | 211060 | Elevation 3295 m
7月9-15日に掛けて、山頂火口からの火山ガスの噴出が続いています。視界は良好で小規模のストロンボリ噴火が北東側の“NEC”火口の深い部分と“ Bocca Nuova”火口で発生している模様ですが噴気に隠されて目視出来ません。噴石類は火口内に落下しています。NEC火口から強く、数十秒間続く轟音は時折、灰褐色から赤褐色の火山灰の噴出を伴っています。火口内壁の崩壊により火口は広がっています。NEC火口からの火山ガスの噴気は弱くしばしば間歇的です。

Karymsky  | Eastern Kamchatka (Russia)  | 300130 | Elevation 1513 m
7月8日と10-12日には熱異常が衛星画像で確認されています。10日には少量の火山灰を含む火山ガスと水蒸気の噴煙が観測されています。17日0550時に発生した噴火では火山灰を含む噴煙が高度 5 km に達しました。航空カラーコードは「オレンジ」

Kilauea  | Hawaiian Islands (USA)  | 332010 | Elevation 1222 m
“Fissure 8”の活動に変化はありません。(少し省略します)山頂火口での火口内壁の崩壊もほぼ連日発生しながら継続しています。“Fissure 8”からの溶岩流の速度をレーダーガンで測定し、平均流速は毎時 29 km である事を側観測しました。



Mayon  | Luzon (Philippines)  | 273030 | Elevation 2462 m
7月13日1509時に小規模の岩屑雪崩が南側山腹の“ Mi-isi drainage”峡谷を下り茶褐色の火山灰を含む噴煙を生じました。激しい降雨の為に山頂部の観測を行う事が出来ません。亜硫酸ガスの噴出量は日量 2,398 トン。4月2-14日の間に精密測量で得られた地殻の変状は3月の測量結果よりも膨張傾向にあります。電子傾斜計のデータは、智加k深くでのマグマの貫入を示す中腹での山体の膨張を示しています。警戒レベルは“0-5”段階の“2”です。南側の半径 7 km とそれ以外の半径 6 km 以内は立ち入り禁止です。

Sabancaya  | Peru  | 354006 | Elevation 5960 m
7月9-17日の間、日に平均23回の爆発が起こっています。ハイブリッドな地震活動も、弱いものですがたまに発生します。火山ガスに火山灰を伴う噴煙は火口縁の上空 2.5 km に達し30 km 程広がっています。半径 12 km 以内は立ち入り禁止です。

Sheveluch  | Central Kamchatka (Russia)  | 300270 | Elevation 3283 m
7月6-13日の間衛星画像で熱異常が確認されています。航空カラーコードは「オレンジ」

Stromboli  | Aeolian Islands (Italy)  | 211040 | Elevation 924 m
7月9-15日の間のこの火山の活動は、複数の火口からのストロンボリ式噴火と脱ガスが続いています。主に噴火は北側の二つの火口と“Area C-S (South Central crater area) ”で発生しており、15日には時間当たり4回でしたがそれ以外は毎時14-19回の頻度です。小規模の“N1”火口からの噴火の際にはラピリと火山弾を 80 m 程度まで噴出します。“N2”火口からは 120 m の例も有ります。“ C (Area C-S)”からは突発的に火山ガスとスパッターを放出し、“ S2 (Area C-S) ”からは小規模の噴火でテフラを 80 m の高さまで吹き上げます。

口永良部島:7月16日

霧島山系新燃岳:7月16日



以上

2018年7月18日水曜日

新宿区内藤町一番地の記憶

 半世紀程前に、私が云うのも可笑しいかも知れないが、少々エキセントリックな考えを持つ友人と新宿御苑を散歩した事があるのだが、この時に、御苑に入るのに妙に歩かされて御苑に入った記憶が在った。その入口に行く長い道中に不思議な模様の石塀がかなりの距離に亘って続いていたのを思い出した。当時はまさか自分が凝灰岩を調べて歩き回る事等考えもしていない頃だったのでそのままになっていた。
 あの石塀は一体どんな石材を使った塀なのか、あれは今でも残っているのだろうか?等と考えながら御苑周辺の地図を眺めながら、その入口が何処だったのか考えてみて、どうやら「大木戸口」らしい事に気づき、千駄ヶ谷から遠回りして大木戸口までこの酷暑の中を歩いてみた。
件の石塀に出会う前に美しい縞模様の石材を外装に用いたビルに出会う事が出来た。幸先善し!画像を二枚。



多武峯内藤神社を抜けて

暫く歩くと、その石塀が記憶よりは短くなっていたが「内藤町壱番地」の住居表示の在る御宅等に現存していて、それもどうやら房州石らしいと見当を付けた。

「四谷区内藤町壱番地」は、現在も「丁目」が無いが「新宿区内藤町壱番地」なのだが、たまたまお話を伺う事の出来た小生よりややお年を召したと思われるご近所の方によると、この付近は江戸末から明治の初期に一挙に造成されたものらしく、全ての敷地がかなり広くそれもほぼ同じ面積の敷地を持ち、同じ石材の石塀が並んでいたという。













 記憶は確かだった様だ。石材はかなり粗粒の礫を含むものから、細粒の砂岩に類するものまで幅広い岩相が使われている。伊豆半島にも房総半島にも存在する類の石質で判別の難しい類の石材だが、緑色凝灰岩に相当する部分、或は緑色凝灰岩に頻繁に伴う火山岩礫が観られないので、おそらく房総半島・鋸山の凝灰岩であろうと考えた。
何時頃、この一角が造成されたのか今の処手掛りは無い。