2019年7月17日水曜日

常盤橋周りの安山岩と花崗岩

先日、久し振りに常盤橋の修復工事現場を訪ねた時に、現場に置かれている橋にの側板に使われている石材が気になったのだが、現場にラベルを張った石材が幾つか置かれていたのを見ると側面に江戸城の石垣石と同じような記号が彫られていた。花崗岩では無さそうなので、湯河原や小田原付近の比較的白い(白丁場石?)安山岩なのだろうと思ったが、近付けず、透明パネル越しの撮影では岩相は写せなかった。
外堀通りの常盤橋は一見石橋の様な造りだが、これはコンクリート造りで細粒の花崗岩を貼っている。この橋は関東大震災後に架橋されたものだが、細粒の花崗岩に剥離が起こっている。その橋の袂に昭和三十(1955)年小公園が造られ、岡山の「さくらみかげ:万成石」らしい石材が使われている。
久し振りに、万成石の石切り場を見学させて頂いた8年前を思い出した。当時は、関東の万成石を探してブログにUPし、岡山の石材屋さんとリンクを張って頂いていた。石切り場、比較的ハッキリした石目で割れた時の破面の形状、半製品の表面は仕上げ方に拠って印象が大きく違う事、岡山の後楽園傍の詩碑、後楽園内の詩碑の一部等をご紹介します。

常盤橋復元工事現場に置かれていた石材には、築城石と同じような記号が彫られている様に見える

外堀通りの常盤橋に使われた細粒の花崗岩の一部に剥離が生じていた。最小目盛は0.5 mm

橋の袂に在る公園に使われている「万成石:さくらみかげ」らしい石材。目盛は 1 mm 単位

岡山の万成石の石切り場。背後は二面共に自然の背節理面。これに平行に顕在化していないが、石工さんには判る「石目」が平行に入って居てそこを割る。

「石目」でも、規模の大小は有る。これは比較的大き目の「石目」で割ったもの。ハンマーはスケール代わりに置かせて頂いた

半製品の石材置き場で矢穴の後が見える

岡山市立美術館内壁の万成石。外側は異なる産地の石材

ガスバーナで炙って整えた表面。結晶が大きく異質の鉱物が有るので熱膨張率の差で初めてこのような表面が得られる

岡山市内の後楽園の上流側の端の近くの歌碑:まてどくらせど・・・この様に外側に自然の錆を残すのも風情があって喜ばれるらしい

後楽園内の詩碑。撮影者:私の背後の低い石垣に故人の略歴が彫られている

前の画像のごく一部。  以上

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