2018年12月8日土曜日

実体顕微鏡でのコリメート撮影:接眼レンズが大きな場合

新しい実体顕微鏡が3台博物館にやってきた。流石に、20年以上使ってきた物に比べると、レンズが綺麗な事と、接眼レンズも口径が大きいのとも相まって非常に観察画像がクリアに、かつ明るくなった。処が、接眼レンズ径が大きくなった為に従来使っていた携帯電話用アダプタが使えなくなってしまった。指先で微妙に距離を取りながら光軸を合わせつつシャッターを切るのが難しくなってしまった。いろんなアダプターを使えないかと試している内に、此れは一眼レフのレンズを外してそのまま顕微鏡にくっ付けると写せる事に気付いた。レンズを外したままでは、ミラーに接眼レンズが当たる危惧が在るので、カメラ毎のアダプターだけを取り付けて写すとこれが調子良い。

倍率は任意なので、倍率を決めたらいったんスケールを写し込んでおく必要があるが、私の場合は携帯電話の解像力が良くないので、一挙に画像が良くなった。
凝灰岩の表面は荒れやすいので、取り敢えず#3000の研磨材でサット仕上げ直して、丁寧に超音波洗浄をすると手頃な拡大率での観察画像が手軽に写せるようになった。


コリメート撮影は、小口径のレンズしか出来ないと思っていたが、意外な事に気付いて久し振りに参加した岩石仲間との例会が実に楽しく終わった。

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