2018年7月6日金曜日

芦野石:那須野石:白河石黒目:那須芦野・石の美術館;STONE PLAZA (3)

(承前)凝灰岩の弱点は「ポーラス」であること、即ち、隙間が多い事です。年月を経る事により日射しが当たり難い部分には次第にカビや苔が生えてきます。

左手の壁がまさに黴が生え始めて斑になり始めています。此処一二年で少し目立つようになりました。この美術館が開館したのは2001年1月の事なので、17年が経過した事に成る。この美術館設立の経緯と石材については下記の美術館内のサイトに詳しいので御案内しておきます。http://www.stone-plaza.com/information/story.html
芦野石の特徴である「圧密」の模様を少し纏めてみて見ましょう

比較的淡い青~緑色の雰囲気の部分はどちらかと云うと軟らかく隙間が多い部分で、やや灰色の部分は硬い雰囲気です

大きな圧密部分は比較的淡い色調です

小さなものは灰黒色です。

美術館の中にはこのように球形の石材や、立方体の石材が展示されているので、圧密の構造がどの様に発達しているのか観察するのに便利です

一番メインの石蔵のこれは裏側です

流紋岩質の岩片だと思われます

斑晶が観察出来ませんが、これも流紋岩でしょうか?噴出で急冷されたかもしれません。

私が購入してきた芦野石のプレートです。大きさは同じです

さて、この連載はあと2回を予定していますが定かではありません
4回目は、この近くに在る消防団の詰所の石材観察。
5回目は白河石黒目の関東近郊での観察例を予定しています・・・・

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