2015年10月25日日曜日

稲田石と真壁石 (2) 旧タカタ殿採石場とストックヤード

2009年9月。産総研・地質標本館行事の筑波山と稲田石の観察会に参加。当時の中野組さんの採掘跡を見下ろす展示広場で食事を摂った後、工場を見学させて頂いた。その後で当時の石の百年館を見学後、(株)タカタさんの「西沢採取所」に入らせて頂きました。「岩石採取標識」には採取する岩石の種類と期間の項目に「花崗岩 601,900トン」。採取の方法及び採掘をする土地の面積として「階段採掘法 採取場面積:76,923平方メートル、採取面積:19,588平方メートル」と記載されていました。
尚、御理解頂けると思いますが、我々岩石屋は美しい石材そのものについても興味が有るのですが、どうしても、石材中の不均一や晶洞や、シュリーレン、岩石の「目」やその他諸々の普通では無い事に特に興味が有るので写真はどうしてもその様な事に集中しがちです。石材屋さんとは異なる視点で、このブログが成り立っている事を御理解下さい。石材は非常に美しいものです。
また、少し古いものを削除し再編成したものもありますので御了承下さい。




石材のストックヤードの中でも、不良品のいわば放棄された中にルーフペンダントの泥岩が観られます。この石材もかなり巨大なものです。
 採掘していない場所でやや表面の色調が異なる部分がありましたので近寄って調べてみると断層があらわになって居ました。以下の画像はその状況を示す画像です。撮影した場所は4枚目の画像の中の白いトラックの左手の壁です。



0 件のコメント: