2015年5月26日火曜日

鎌倉石 (20) 隠里稲荷 気になる風景

確たる証拠も何らかの文献もないのだが、鎌倉駅から北に線路沿いの道を仮粧坂方面に向かうと線路に面して目立たない御稲荷様が鎮座。これがその気になる風景。
特に、画面右手の道路面の低い凹みの部分だが、これは本来は石切り場の跡だったのでは無いだろうか?道路改良時に埋めたのではないか?
一度だけ、伊豆の下田でこれは案内者が先導して下さったので入れたが、この程度の高さで、幅は肩幅程度だったが、入口が殆ど這い蹲ってやっと入れる石切り跡に入った事が在る。内部は広い空間で石切の痕跡を十分に観察出来た。但し、出るのに堆積した土砂がゆるくて難渋した思い出がある。
 御稲荷様の祭られている壁は垂直に切られ、奥まった場所も角が綺麗に切り込まれている。
 砂質に軽石の礫が混じっている
 道路側はこの様に風化しているので木立の奥とは全く様子が異なる
 仮粧坂に向かう途中の石垣の例。勿論これも鎌倉石
 近くには風化で表面が剥がれて素地が見えている石垣もありました。

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