2015年5月6日水曜日

鎌倉石 (1) 腰越の石切場跡

明治時代以降に三浦半島や鎌倉・藤沢などの地域で用いられてきた石材に鎌倉石があります。量的には比較的少ないのですが、佐島石や池子石よりも恐らくは歴史が古いのですが、文書の形で残された記録が余りに少ないのでその全貌を調べ出す事は出来ませんが、神奈川県で使われた房州石の事を調べようとすると、対比上どうしてもこの石材を外す事が出来ないのです。まだ文献調査も行き届いて居ないのですが、丁場や現存の構造物を歩いた記録を少しご案内します。

 採掘面の風化の進行で、石切痕が見えませんが、崖の隅がきっちり直角に切られているので石切場跡と考えて間違いないでしょう。腰越のトンネルの近くの石切場跡です。歴史的な凝灰岩質石材をしらべる時に、何時も直面する困難は表面に苔や黴や羊歯の類が繁茂して地山の素地を見せてくれない事です。ここでは望遠レンズで僅かに見えていた地山を写してみました。


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