2015年3月24日火曜日

黒色スコリア質凝灰岩石材 (4) 走水-2

走水砲台の全景です
砂浜から見た上図の石積です。黒色スコリア質凝灰岩も多いのですが、赤茶系の三浦半島に多く分布する砂質凝灰岩も多く使われています。
現在は公園に成っている部分の海岸側は直線部分であり、この部分は黒色スコリア質凝灰岩が多いのですが、三浦半島に多く分布する赤茶系の砂質凝灰岩がかなりの比率で用いられています。下の画像は護岸に使われた新小松石のブロックですが、この2個だけが他のブロックよりもかなり厚みが薄くなってしまっています。初めからそのような石組をする必要はないので、恐らく塩害風化でこの様に減ってしまったものと思われます。「溶岩」でも凝灰岩よりは風化し易い石材も存在するのです。
 砲台が置かれたのは恐らくこの小丘の上なのでしょう。私は砲台には興味が無いので上には登りませんでした。

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