2015年3月22日日曜日

黒色スコリア質凝灰岩石材 (1)

三浦半島の海岸線を中心に凝灰岩質石材の調査の為に集中的に歩いてみました。この中で一つ気付いた事があるのですが、三浦半島では、様々な海岸沿いの施設の護岸に黒色スコリア質石材が使われている事でした。勿論、房総半島にもスコリアの厚い堆積層は存在しますし、これを用いた護岸が無い訳ではありませんが、それは在ったとしてもどちらかと言うと石工が関わった様な様な仕事では無く、素人が片手間に築いた様な護岸が殆どでした。
下図は、佐島漁港と天神島を結ぶ「天神橋」の佐島側の護岸の状況です。
一般の石材市場には殆ど出回っていなかっただろうと思追われる真っ黒なスコリアばかりの石材が護岸に使われていました。3枚目の画像は2枚目の一部分を抜粋したもので表面の粗さが判ると思います。良く見るとやや白い部分も在り火山灰か軽石が少し含まれているのかもしれません。


0 件のコメント: