2014年12月29日月曜日

鵜原石・松部石 勝浦周辺の凝灰岩質石材 丁場 (3)


丁場を横から眺めた状態です。崖の高さはざっと20mはありそうです。この付近の鵜原石・松部石は、房総半島西岸、内房側の房州石とは実は大きな違いが有ります。それは。鵜原石や松部石は房州石と同様に後期中新世の堆積岩ですが、房州石ではこの様に堆積模様が並行ではありません。時には堆積模様は全く判らない程に様々な方向に筋目模様が走っています。房州石はダービダイトの様な海底混濁流の堆積物。こちらは静かな海の砂泥互層と言った雰囲気でしょうか?
泥分が多いので、勝浦の街中を観て回ると泥岩部分がひび割れて崩壊寸前の石垣等もあります。
鵜原石よりは松部石の方がやや強度が大きかった様です。

30日から1月1日までは静岡県を歩きますのでこのブログの更新はお休みします。

0 件のコメント: