2014年11月9日日曜日

本宿カルデラ 馬居沢の露頭 (1) 流理構造

馬居沢には興味深い岩石露頭が沢山あります。沢を詰めていくと、砂防堤の少し上流側に大きな貫入岩が瀧を造っている場所が有り、これを巻いて更に上流に向かい、道路が坂に掛かって急角度に折れ曲がった部分を越える瀧の上部を過ぎて少し進むと、河床に降りる緩やかな坂が有ります。これを下り河床に出ると、下の図の様な淡い平行な模様を見せる大きな岩体があります。上の画像は、偶々瀧の下流で採取した岩片を見付けたので、乾いた状態で撮影したものですが、上下何れも同じ岩相です。 岩は安山岩だと思われます。剪断破壊を受けて薄板状になった隙間に水が入り急冷ガラスが出来て、これが緑簾石か、緑泥石の何れかを称しています。
この様な岩相は日光流紋岩では観たような記憶がありますが、興味深いです。

地理院地図の十進法座標は、[ 36.221522, 138.704403 ]

0 件のコメント: