2013年7月21日日曜日

高梁川河床礫 (8) :基質はやはり碧いものも多い

この礫も、他と似たようなものだが、やはり基質の部分は碧い。日本人は青と緑の区別が就き難いので、交通信号を青と云ったり緑と云ったりする民族なのだそうだが、これは緑だろうか?
鉄錆色に近い赤色のチャート岩塊が多く含まれて居るので赤い様に想ったりするが、緑色岩の礫が多い。この部分は元は玄武岩だろうと思わせる、しかも千葉の鴨川の枕状溶岩とそっくりの礫も多い。北九州の玄界灘が広がり始めた頃には、北九州市内の小さな単成火山群も、下関の連中も、萩や島根の単成火山群も、ガンガン爆発を繰り返していたのだろうと思うと、ふるさとの海や山が懐かしい。

関門国道トンネルの工事誌を読みながら、海底下で鍾乳洞にぶつかったり、単成火山の根本に近い部分を掘り進む縦断図を思い起こすと酒が旨かった。御裳裾川公園に関門国道トンネル初代工事長の加藤さんの胸像が有る。加藤さんの御子息や御息女との酒は何時も楽しく時が過ぎたものだった。関門層群と云う言葉を聞くとお二人の事を思い出す。最近は墓参にも暫く行って居ない。

0 件のコメント: