2011年4月10日日曜日

房州石・古墳(K-1) 竹岡:富津磯石の故郷へ

富津竹岡海岸北の海水浴場附近へ
竹岡駅からのんびりと上総湊方向に暫く歩くと竹岡海岸海水浴場があります。この画像はその少し手前の海岸の部分ですが、スコリアの堆積した火山性凝灰質砂岩とでも言えそうな地層が堆積しています。左手の防波堤の遥か先に煙突が見えるのは横須賀火力発電所です。鋸山の麓の金谷からのフェリーが向う久里浜のフェリーターミナルの直ぐ南にある発電所です。この附近はスコリアが多く古墳に使われている穿孔貝の生痕化石が多い砂泥岩とは少しばかり岩相が異なります。ウーン!此処は富津磯石の故郷とは少し違うかもしれませんね。でも、この海岸の地層のほんの少しだけ下の部分には、古墳に使われているものと良く似た白い層が在るのです。折角来たのですからもう少し見てみましょう。1/25000地形図で行くとこの附近
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?b=351214&l=1394955
対岸の風景の一番左手附近、横須賀側のフェリー乗り場前から発電所裏を通る「ペリー通り」が海岸に達して「北下浦海岸通り」と代わる附近には、この様な砂泥互層がほぼ垂直に立って房総半島に向いています。この海岸にも様々な岩石等の露頭が広がっています。

0 件のコメント: