2010年2月9日火曜日

群馬県下仁田町中小坂鉄山(1)

群馬県の下仁田地域には地質を学ぶ人々にとって大変興味深い場所が多く有ります。これは下仁田町の指定史跡である「中小坂鉄山跡」を見学した折の画像です。
「下仁田中小坂鉄山研究会」の方にご案内を頂きました。案内者の右手に先端に黄色いテープを巻いた竹棒が崖にくっついて居るのが判りますか?残存する鉄鉱石に竹棒の先端にテープで取り付けられた磁石が引き付けられて棒の自重を支えているのです。同じ群馬県でも草津に近い六合村(くにむら)「群馬鉄山」とは異なり、ここの鉄鉱石は磁鉄鉱であり、鉄分の平均含有量が60%ほどのと言う大変優秀な鉄鉱石を含むもので、平滑花崗岩と南蛇井層との接触部に構成されています。

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