2019年10月21日月曜日

塩原温泉:福渡;箒川河床の緑色凝灰岩滑床

台風19号の豪雨で箒川もかなりの水量が流れたらしく、河床礫が濁流で一掃されて、河床の緑色凝灰岩が滑床の状態となり、その緑色が素晴らしく美しいとの情報が流れた。緑色がやや強調され過ぎているとは思ったが、河床全面が緑色凝灰岩状態と云うのも面白いと思って、その奥の上三依に行く序に立ち寄ってみた。関東では、先般確か洪水になった都幾川にも、緑色凝灰岩の河床が有り、台風の後などにその深く濃く美しい緑が現れる事が知られている。
上三依は、男鹿川沿いに水生植物園が在り良く通っている。園の直ぐ傍に「三段の滝」があり、河床に様々な、主に緑色凝灰岩類の岩塊が転石としてあるので、私はここでそれらの岩塊をいろんな角度から観察しながら、石材の表面に出てくる堆積構造と比較して自己流の岩石観察のコツを習得しようと遊んでいる。

福渡の橋の上から箒川上流を眺めた風景。

河床の状況。緑色凝灰岩といっても、既に退色して居て白っぽく、水の深さで青い色が美しく見えているのが判る。でも、河床がこれほどの広さで凝灰岩だとはしらなかった。

右手奥の方に人の姿が見えるだろうか?此処に駐車場があるので、観察には便利だ。

道路沿いの木々の間から河床を眺める事も出来る。

上三依水生植物園前の三段の滝。この画像の手前の両岸に様々な礫が転がっている。
勿論、男鹿川沿いには下流の五十里湖までに沢山の観察場所が分布している。

この付近としては比較的緑色の濃い方の凝灰岩の例。

この様に、観る角度によって全く印象が異なるのを観るのが一番面白い

礫混りの緑色凝灰岩の例

少し柔らかい凝灰岩の例。

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