2019年4月22日月曜日

オガタマの薫る春と伊豆の凝灰岩

「オガタマ」の花の香りを御存知だろうか?漢字で書くと「招霊の木」になる。神霊を招く為に神前に供える事から来ているらしい。由緒ある神社等ではちょうど今頃にとても良い香りが風に乗って来る事が在るのだが、これがオガタマの木の香りである。完熟バナナの様な、甘い香りで、昭和生まれの私はむしろ有機溶剤系の セメダインの香と言った方が身近な気がする。今日は、杉戸町と春日部の境目の神社を中心に10カ所を巡ったのだが、その内の三か所で見掛けた。



杉戸町鷲巣の鷲神社では、未だホンの数個の花が開いている程度で、香りは余りしなかったが、蕾が大量に膨らんでいたので、間も無く良い香りを振りまくのだろう。15,000歩程歩いた今日の最後は、同じく杉戸町大塚の豊明神社では、かなり遠くまでその香りが広がっていた。
豊明神社には沢山の伊豆の石材が、石垣や玉垣に使われていて素敵な香りが漂う中で凝灰岩質石材を調べる事が出来た。

昭和三十年代には伊豆の凝灰岩質石材の生産はほぼ終焉を迎えている。玉垣に使われた細粒の緑色凝灰岩。

これも、伊豆の凝灰岩。石垣の一部。スケールは木製で目盛や数値は、実はレーザーで彫っている。この20cmのスケールは税別で2,000円なのです。

おそらく大仁付近で採掘されていた「小室石」と思われる。石灰異質で火山岩片を包んでいる。不定形の凹所は、石灰質が少し溶けて砂礫が抜けた跡。真っ赤なのは確かムシです。

茶褐色の岩片の隙間に細粒の緑色凝灰質がびっしりと詰まった石材は礎石や庚申塔に良く使われている

凝灰癌と云うよりは石灰岩と云いたくなるような、生物遺骸の石灰質が中心に堆積した凝灰岩。斜めの、一方向のラミナが特徴。クロスラミナの観察例が無い。
帰途は二時間に一本の杉戸町の巡回バスで鷲巣に戻り、関宿行のバスに乗り換えて暑かった一日のフィールをワークを終える事が出来た。
私の知る限りでは、鎌倉の長谷寺のものが手入れも良く花も大きい。都内でも水道橋付近の何処かに街路樹として植えられている場所が有った筈だが思い出せないので、水曜日に仕事に行く前にあの辺を少し歩いてみようと思う。

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