2018年5月2日水曜日

未調査の凝灰岩

 近くに「黒部ダム」が在り、直ぐ傍を「江戸川」が流れている。しかも対岸には「松木平」がある「日陰」と云う場所に、溶結した角礫凝灰岩を用いた石蔵がある。さて、此処までで、場所にピンとくる人は凄い!富山県では無く栃木県の「黒部ダム」で、足尾では無い「松木平」で待てよ、足尾は「松木沢」だったか?地理院地図かGoogleで“36.87069,139.63302”の位置の日光市日陰に知る限りでは確か三棟のこの石材を使った石蔵が在り、その内の一棟がこの建物。以前はバス停が在り、お店も営業していたが現在は無人の様だ。他の二棟は車を止めて観察するのは難しい。



 かなり昔に、上流の川俣ダム周辺に調査(遊び)に行った時に、見付けた溶結凝灰岩だが、何処で採掘されたものか?とうとう判らずじまいだった。
 今日は早朝から日光に出掛けたが、目的地が昨日と振替で休みだったので、中禅寺湖畔で桜を眺め、やたら高いコーヒーとチーズケーキをぱくつきながら、そうだ、久し振りにこれを観に行こうと思った次第。大谷石と同じく木骨貼り石工法で、和釘で落ちない様に止めているので、大谷石の技法を学んだ人達が採掘と施工をやったのだろう。丁寧に集落毎に調べれば他にもあるのだろうが、道路幅に余裕が無くて中々止めながらゆっくり走る事が難しくてそのままになっている。







 「土呂部カルデラ」の「土呂部火砕流堆積物」辺りと見当を付けたが、運べないだろうと云う事で、確かに、下流側の「日向」では見掛けなかったので、日陰の近くに採掘に適した露頭が在ったのだろうと想定してそのままになって居る。
帰途に、五十里湖の海尻で、固定と崖を眺めて来たがそれはまた何時か・・

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