2017年9月18日月曜日

成東石 (2/3) 庭石や石碑の礎石に用いられた石材:露頭状況

この「成東石」は、誰にも興味を持たれないだろうと、サラッと流す心算だったのに、FBでは数人が興味を持って下さった。これは!誤算!千葉県は「石無県」と言われながら、実は石灰質の丈夫な岩石は結構色々存在するのです。予定を変えて1回延長する事にして、今日は露頭の画像だけを観て頂こう。露頭がある小丘の標高はおよそ38m。周辺の九十九里浜に続く平坦地の標高は6m。直線で九十九里浜までは8.3km。上下の地層との接触関係は判らないのだが、周辺の岩塊が大きく斜めに傾いているのは、平坦面より高い位置に在った地層が崩落して傾いていると想定しており、この石灰質の地層は20~25m前後だとおもっています。スケールを車に置いて来たので申し訳ない画像ばかりだが、実はここは不動尊の境内だからハンマーは絶対持ち込めない。移動中に、前の国道を走っていてフト思い出して立ち寄ったので尚更!尚、以前の投稿と重複している箇所が在るが、以前の投稿を早急に削除する予定。
斜めに傾いた地層。非固結の細砂層が少し流されている。

まだ洗われていない部分。

固結部の折損で比較的新鮮な断面が出ている部分。

固結部のクローズアップ例。固結する前は恐らく透水係数が大きそうな細砂層だと判る。

房総の海岸で拾えるような炭酸塩ノジュール状のも偶に観察。

御定まりの生痕化石部分が固結して、間の砂は流されている。

これは実は懸崖造りの御堂の下なのです。










続く

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