2017年7月15日土曜日

木下貝層の石材利用 (4) 吉岡まちかど蔵周辺(2/2)

吉岡まちかど蔵の裏手のJR成田線の線路傍に、利根川舟運の航海の安全を祈願して水神宮が勧請されている。

階段や社の礎石は風化と汚れで石質は判然としないが銚子石では無いので恐らく伊豆の澤田石だと思われるが、表面状態の観察が出来ないので確認は出来ない。
吉岡家の翁の業績を湛える井内石製の石碑の近くには、木下貝層の固結部を用いた石燈籠が置かれている。高さは2m以上。

振り返ってまちかど蔵に戻れば、礎石として使われた銚子石(銚子砂岩)も観察出来る。
勿論、石垣の一部にも使われている。



まちかど蔵は明治二十四(1891)年に建てられたと聞く。
  続く

0 件のコメント: