2016年7月12日火曜日

根津神社 権現坂の板塀 伊豆青石 (1)

「伊豆青石」と呼ばれる細粒緻密な緑色凝灰岩は、類似石材が大谷にも無い訳では無いが、白浜層群の白色凝灰岩層が熱水変質等をうけて緑色岩化したものと思われます。
実の処、これまで、この「伊豆青石」は発掘現場等では目にする事が有って、何方かと言うと「礎石」系の用途が中心だと考えていましたが、意外なもので神社の石塀に使われていた。細粒緻密なので厚み13cm程度で、寄進者名を刻んだものを最近続けて二か所で観察する機会が有った。
画像は根津神社南側の権現坂の景色


左奥の方まで見えないので二つに分けて見て頂くと、まず手前の伊豆青石は


奥の方は別の角度から

実は、この部分は以前は房州石(伊豆軟石かもしれないが)らしい石材で築かれていたのだが、いつの間にか花崗岩で築かれてしまった。元の状態で写真を撮りたかったのだが残念。

伊豆青石は下図の様に約45cm x 65cm x 13cmの板状になっていて、これを権現坂の傾斜に合せて、8枚から12枚程度、花崗岩の枠石に組み込んでいる。


一枚の形状は


使われている石材とその想定される産地:
細粒緻密な緑色(青色)凝灰岩を用いた奉献者名等を刻んだ石塀:伊豆下田から河津附近の産出と考えられる。
資料整理番号:No.131059-03,最新観察時期:2016年07月11日
地理院地図10進座標系:35.719083,139.761323

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