2016年6月28日火曜日

天祖・諏訪神社の石垣石 (2)

最初は説明し易い石材から始めましょう。この石材は、何故か西側の京急の高架に近い部分に集中しています。

この石材は、このブログの中に数え切れないほどに画像が置かれているので、今更詳しくご紹介する事も無いのではとは思いますが、ブログを見られる方々が全てこのブログを隅から隅まで見るとは限らないので、同じことを何度も記述する事になります。
この石材の中には、コケムシや葉裏に石灰質を貯め込む紅藻類や貝殻の破片など、小さな石灰質の破片が数多く含まれています。

下田市の白浜海岸付近が模式地だったと思いますが浅海性の砂岩礫岩の堆積層です。
一般的な堆積岩よりも、隙間が石灰質で充填されて強く結合されているので、土台石としてかなり広範囲に出回っています。房総半島にも同じような石材がありますが、残念ながら山中に産出するので余り広い範囲までには出回っていません。例外が無い訳ではありませんが、房総半島以外でこの種の石材が在れば、伊豆石と判断して間違いが無いようです。

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