2014年5月3日土曜日

安房勝山付近 (7) 火炎構造の立体標本

三浦半島の先端にある城ヶ崎にも同じものが在るが時代はどうだっただろうか?これは火炎構造の「3D標本」である。白色細粒の凝灰岩層がまだ固結する前に、その上に粗いスコリア層がどっと降り積もった為に、重たいスコリア層が白色細粒の凝灰岩層を変形させて凸凹を作ってしまったもので、普通は断層や、崖の側面に現れて「火炎構造」と呼ばれるのだが、スコリア層が風化で削剥されてしまったので白色細粒の凝灰岩層が残ってしまっている。
この様な構造は、この付近では良く見られるものなので、かなり頻繁に(地質学的時間スケールで)火山灰やスコリアが堆積する環境だったらしい。
画面右隅に10円硬貨をスケールとして置いて居ます。

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