2014年2月15日土曜日

古い人工スレートのアスベスト (1)

関東地方は2度目の大雪に見舞われている。先日の雪で、古い建物に損傷を受けた例が在る様で、有る場所で、人工のスレート(波板)がバラバラになっているのを見掛けた。人工のスレートは昔はアスベストを練り込んで高圧プレスで成形していたので、チョット破片をくすねて観察してみた。勿論、現物は既にもとに戻したので手元には無い。これは苔むした面の苔を剥がした後の表面。アスベストが見える。
ちなみに私は小学校から中学に掛けて、アスベストを加工する工場の中が遊び場だった時期がある。工場の窓からさし込む一筋の光に、アスベストの粉塵が光って美しかった。アスベストは米俵の様なものに詰められて倉庫に山積みされていて、私はその上でターザンごっこをやっていた。
私は感じなかったが、友人たちは我が家に来ると体がかゆくなって、同じ遊びをしたがらなかった。
母は夕方仕事から帰宅する時には(工場の敷地の中に住んでいたが)マスクやまつ毛に白く石綿が積もっていたのを思い出す。アスベストを成形して、タンクや配管の保温材を作っていた工場だった。

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