2013年9月4日水曜日

稲井石の観察:少し大きくしてみました

稲井石は仙台石あるいは井内石と呼ばれるようだが、小生にはやはり「稲井石」が慣れ親しんだ呼び名だ。石碑は碑文が最初から読めないと決め込んでいるので全く努力もしないで近付かなかったのだが、或る時、石碑の碑文をどうしても読みたい内容のものが在って、目を近づけてみて居たら、碑文よりもその白い筋の部分に興味を惹かれ始め、気が付くと千葉県には、宮城県は別にして兎に角この石材が多い事に気づいてしまった。
この岩片は、都内の在る寺院で石碑は見当たらないのだが台の上に以前は稲井石の石碑が有った事が判る状態で、幾つかの石片が残っていたので、周囲を見回して1個だけ頂いて来たもの。
泥岩と左岸の織りなす模様が面白い。泥岩の部分が小さな破片になって偽礫の様に分布していたりなのだが、塩原湖成層の如何にも平行な堆積層と異なり、変化に富んでいる。

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