2013年11月25日月曜日

奈良・香芝市で観た「野蒜石」似の石材

関西への出張を終えて帰宅。少々疲れ気味だが明日出勤すれば暫く(週末までは)は休めるので頑張らなくちゃ!今回の出張を利用して奈良の「どんずる峰」を歩いてきた。
公園の入口から直ぐの露頭には黒色のサヌカイトよりは黒曜石に近い様なグラッシーな黒色岩片が多く含まれている部分が有り、少し北の露頭に取りつくと、酸化した適度に発泡したスコリア(中には人頭大のものもあるが)があり、ほんの少し奥に行くと綺麗な流紋岩の堆積岩の様な模様の灰色~肌色系の岩片が凝灰岩の中に含まれて居て興味深かった。
ここから、法隆寺に移動し、金堂と五重塔の基段の石材を観察。なるほど、「どんずる」の凝灰岩の余り成層がハッキリしない部分を採掘して使った事が理解できた。

驚いたのは、JR香芝駅の近くに、宮城から持ってきたと言われると信じたくなるほど野蒜石に良く似た石材が使われていた事だ。いろいろあるなー!

画像の様に、モルタルの目地の様子からして古いものではなさそうなのだが、偶々駅までの道を曲がり間違えてこの塀に出くわしたのだが、車窓から見ていると他にも2軒同じ様な石材が使われているのを見掛けた。
また今度、関西に出張の際に確認してみようと思っているが、少なくとも奈良の香芝付近では採掘していないので誰が、何処から持ち込んだのだろうか?
法隆寺の五重塔・基段部分に使われているのとは少し異なる。

野蒜の北のIC近くで川下石を採掘して居られる大友さんにもお会いして話を伺わなくてはいけない。年内に仙台出張はあったかな~!

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