2013年9月19日木曜日

稲井石:階段の風景;成形法の違い

確かこれは井内八幡様の階段です。上の画像は落ち葉が有るので踏面(ふみつら)。滑り止めの為か表面に細かい加工を施しています。下の画像は同じ階段で水平に撮影した蹴込(けこみ)画像です。下の画像には平らなものと上の画像と同じような細かな加工が見える場所があります。
稲井石の石碑などで碑文を彫刻した面の側面を観るとこの様に平行に細かな面に直角な火口疵が見える事が多くあります。苔むした石材の判別も出来ないような場合でも側面にこの模様が在ればそれは稲井石と言って間違い有りませんね。下の画像 の下から二段目は多分節理面で割れたのでしょう。不思議な石材です。
この石材の分布を西側に一体どの辺まで追えるのか興味を持っています。
京都の今回の台風による水害の被害を受けた南禅寺に苔むした石碑が、その近くの琵琶湖疎水記念館に施設銘板として一枚見掛けました。
機会が在れば岡山の後楽園にもう一度立ち寄って探してみようと思っています。

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